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過去の経験値や情報とどう付き合うのか?

マーケティング

こんばんは、K-Insghtです。今日、横浜高島屋のデパ地下のニュースが出ています。コロナ禍1年間の業績説明と合わせてコメンテーターが説明しています。

コメンテーター曰く、今期業績落ち込みが少なかった食料品分類(▲13.1%)を、百貨店という業態で解決の糸口という説明でした。百貨店は一般市民の“プチ贅沢”と富裕層の“外商”の二極化という分析で、前者の対応策という説明をされていました。少し気になったポイントがありますので、先ずはその違和感を説明致します。

分析は傾向として戦略のサポート

今回の“プチ贅沢”と富裕層の“外商”という戦略らしきことは、別に『間違っている』とか・・・『その通り!』とか・・・意見するものではありません。気になっているのは、今期の業績と高島屋デパ地下の計画との時間軸の差です。

百貨店の業績は『日本百貨店協会』が毎月業績発表(地域別・分類別)しています。1か月半くらい遅れて発表されますが、恐らく2月26日発表の数値(4-1月)を見て、高島屋横浜のデパ地下と紐づけたと考えられます。コメンテーターの方はロジカルな数値と情報を紐づけることは大切ですが、今回の食料品分類▲13.1%は1月度の結果であって、この横浜高島屋のデパ地下出店戦略はもっと前に分析をしてアクションを起こした結果であると考えています。もってくる数値がチョッと・・・という感じです。しかし百貨店という超大規模且つ大組織の業態で、戦略と戦術を将来に向けて動かしている現場の関係者の皆様には敬意を表します。

エラー

情報収集を将来に向けてアクションを起せない業種

百貨店という超大型組織で“プチ贅沢”という方針を手法に置き換えてアウトプットしていることに触れました。時代の変化を読んでアクションする。そして目の前のマーケット需要を売上・利益にヒットさせようというアクションに見えます。

個人事業主の方々はもっと動きやすい環境で、決裁する人≒コストの番人≒販売スタッフ。そうです。自分で考え、自分で決めて、自分で売れる!ということです。

私はチェンストアで30年経験がありますが、年商数千万円の法人様から、100億という法人様まで担当致しました。バンバンお金を使う場面や、しぶしぶ使われるなども様々でした。

問題は過去の経験値です。過去『●●新聞に折り込みチラシを3万枚投下したら売れた!』この経験値の分析は『売れた!』という経験値をどうとらえるか!

私も販売促進担当者時代に『当たった折り込みチラシ』は覚えています。しかし過去の時代背景がとても大切で、1970年の超昭和時代は勿論高度経済成長時代。1990年代も伸びは続き、どんな販促をどんだけコストを絞っても『インパクト』はでています。要するにコストパーリターンの効率が悪くても、結果が出る時代であったと振り返っています。

2010年に日本の人口はピークを迎えました。少子高齢化は更に進み日本の人口減少がはじまってから10年が経ちました。ターゲットは高齢化が進んだことや若年層ビジネスは少子化もあり、過去と同じリターンを求めることは困難と思います。又、人口分布の多い世代も可処分所得の減少や消費増税による実質的には負担が増加しており、“使えるお金が少ない”という状況です。

様々な嗜好として化粧品を購入する男性、キャンプをする女子、料理男子など、多様化はしていますが、それぞれの稼働人口のセグメントは小さなグループということです。この“流行っている”と“マーケティングの大きさ”は分析と仮説が必要ということです。

アクションを起こしてマーケティング

新たなビジネスや商品を仕入れて仕掛けることは、別のところでご説明ができればと思います。先ず、今現在の経営されている商いをベースとして、顧客に届ける手法について、検討して欲しいと考えています。

1つはスマホインフラです。携帯電話とかスマートフォンと言わずに“スマホインフラ”と表現しました。第2章では“ヒット商品は出ない”と記載しましたが、スマホ関連はこの2010年からの10年間で劇的な進化を遂げました。スマートフォンは完全に伝達インフラです。どのようなビジネスであってもこのスマートフォンで出来ることはやる必要があります。

先ずはGOOGLEマイビジネス。未だ使っていないならば店舗の外装、屋号の看板、店内、メニューなどを用意して先ず登録。これは大規模なチェンストアよりも個人事業の方が効果があると思います。

2つ目はSNSです。Twitter、FaceBook、インスタ・・・ターゲットとお店の親和性は考えるべきですが、飲食、雑貨、アパレルならばインスタとTwitterかも知れません。先ずは実施願います。

3つ目は1と2が出来ている前提でYoutube動画です。YouTubeのバンパー広告やエクストリーム広告では、個人事業主様には負担が大きく、紙媒体ysダイレクトメーメールと投資コストはかわらないかも知れません。

私がYouTubeという理由は、商いで大切な商品情報や設備情報を消費者に無料ではお伝え出来るからです。登録者が1,000人を超えたら収益まで発生します。

動画撮影なんて・・・と自分とは関係ないと思て散るかも知れませんが、2010年にIphone4Gが出た時にスマートフォンが僅か5年で普及率50%、10年で70%と想像しましたか?恐らくその当時大半の方々はガラケーで、スマホを使う人を見て『カッコつけて・・・』と陰口をたたいていたかも知れません。

2020年5Gがスタートしました。既にテレビ媒体からYoutubeが生活上のメディアとして娯楽の一部になっています。2025年には大半の人が動画を操り、2030年には当たり前になっていると思います。

居酒屋さんのスタッフが動画を上げている例もありますが、今のSNSと同じようにアップロードも簡単に出来るということです。

居酒屋さんのスタッフが動画を上げている例もありますが、今のSNSと同じようにアップロードも簡単に出来るということです。

第1章では百貨店の分析とアクションに敬意を表しました。個人事業はもっとアクションを起せ津機動力が武器です。是非出来る方法(友達、娘さん)でもいいので第1歩をすすんで下さい。

K-Insghtは“雑草のように”を考え方のベースにしています。常に上を向いて成長する。雨の日も、雪の日も強く。そして土が大切。経営基盤は土の質。そんな考えでビジネスにお役が立てればと考えています。

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